企業向けコラム

外国人の採用を成功させるために知っておきたいポイント

更新日:

外国人の採用成功させる

少子高齢化がもたらした人口減少によって日本国内のマーケットは、縮小を続けるばかりです。
そのせいか未来を拓く活路は、海外進出にあると考える企業がどんどん増えています。
とはいえ海外へのビジネス展開は、これまで経験のない企業にとっては一大事。
特に悩みの種となるのが現地に派遣する人材です。

解決策の一つに、現地の事情に精通し、日本の文化も理解している外国人人材を確保することがあります。

日本のマーケット縮小、海外進出も選択肢の一つ

2008年の1億2,808万人をピークに人口減少に転じた日本。
少子高齢化も進んでいます。
人口が減ればマーケットが縮小するのは当然です。

しかも、高齢者が消費活動にあまり積極的でないことに加え、若い世代の消費行動自体が堅実で、高価なモノを欲しがることがないこともマーケットの縮小に拍車をかけています。
特に若者たちの消費行動が必要最低限のものを揃えることで満足する傾向はますます進んでいくと考えられています。

もし、ここで何かが起きて出産率が上がったとしても、人口動態に急激な変化は起きづらいもの。
消費行動にまで影響が及ぶには、長い期間が必要です。

こうした日本の状況に直面すれば、海外に進出することで将来の活路を見出すことを選択する企業が増えるのは、当然と言えます。

企業発展の可能性は海外マーケットにあり

海外進出のメリットは、販路の拡大が一つ大きな理由になっています。
日本の人口は減少していますが、世界全体で見れば市場は拡大しているからです。
人口は75億人を超え、東南アジア諸国やアフリカ諸国は経済発展も著しい伸びを見せています。

また、海外に生産拠点を移すことで人件費や材料費、税金などを節約し、コストを削減することもできます。

企業の規模や業種によって海外展開する国もメリットの内容も変わってきますが、日本で活路が見いだせない以上、海外進出を検討する時期が来ているということかもしれません。

海外進出成功のカギを握る人材問題

海外進出は、メリットも大きいですが、失敗すればその損失も大きいもの。
失敗は許されないプロジェクトになります。
成功させるためのカギの一つが人材なのですが、これがなかなかのネックとなっています。

海外赴任が重荷になる日本人

海外進出する際、日本人社員を海外駐在員として派遣する企業が多いのですが、その人選が課題です。
2017年の日本貿易振興機構(ジェトロ)の調査によると、海外進出をしない理由に人材不足も原因に挙がってきています。
具体的な理由は、「海外進出を一任できる人材がいない」が55.8%、「語学、コミュニケーション、折衝能力等を備えた人材がいない」が51.4%、「海外進出するための人材育成を行うノウハウがない」が47.5%、「海外赴任に積極的な人材がいない」が40.3%となっています。

ビジネスの経験は培っていたとしても、語学はまた別のスキルです。
両方を兼ね備えた人材でなければ海外赴任を任せることは難しいもの。
語学が苦手な日本人にとって海外赴任は相当荷が重い仕事のようです。

英語を話す機会が少なく会話が苦手な日本人

日本の英語教育は、リーディングや文法が中心で、話したり、聞き取ったりといった実践に欠けているのが現実です。
しかも、日本に来る外国人は、旅行者でもない限り日常会話など、自分が困らない程度の日本語は身に着けている人が多いので、日本にいる限り、外国語を使うことはほとんどありません。
そのため、よほど意識して使わない限り、実践的な語学を身に着けることは難しいといえます。

これでは海外でビジネスでネイティブ相手に交渉するのは難しいのは当然です。
ビジネスの経験とともに、実践的に使える語学を身に着けた人材が求められています。

日本のビジネスが反発を生むことも

豊かなビジネス経験を持ち、言葉の問題をクリアした人材を満を持して海外へ派遣しても、その事業を成功に導けるかどうかはわかりません。
意外や、日本でのビジネスにおける成功体験が足を引っ張ることがあります。

日本でも、「郷に入れば郷に従え」といいますが、それは仕事でも同じと考えた方がスムーズです。
ビジネスの手法やコンプライアンスを日本と同じにすれば、日本人は仕事がしやすいかもしれません。
しかし、国が違えばビジネスの習慣もコンプライアンスの基準も違って当然。
それを無理やり通そうとすると、現地の取引先や現地で採用した社員たちからの反発を招くことにもなりかねません。

海外でビジネスを成功させるためには、現地の文化や習慣をよく理解し、日本といかにつなぐかを考えることも現地のリーダーには求められるのです。

日本で採用した外国人人材が活躍する

海外進出を成功させるためには、現地の言葉が堪能で、文化にも明るく、日本のビジネスにも理解がある人材が必要です。
そこで注目されるのが、日本で採用した外国人人材です。

2つの国の文化を理解しビジネスを橋渡し

留学生として日本の大学や専門学校で勉強していたり、就業ビザを取得して外国人技術者として働いている人たちは、日本の文化や習慣に長く触れていることから日本人への理解が深いものです。
こういった外国人を新卒や転職のタイミングで採用し、さらにビジネスの手法や企業風土、業界についてしっかり身に着けてもらった後、海外進出のプロジェクトに参加してもらうと、大きな味方となってくれるはずです。

特に出身国なら言葉や文化は幼いころから身に着けているものです。
ビジネス上の橋渡し役となってくれる可能性も大きいはずです。
海外進出を考える企業がもっとも注目すべき人材は、こうした外国人人材です。

外国人人材の採用を成功させるために

将来的に海外進出の戦力になる外国人の採用すを成功させるためには、どんなことを注意すればいいのでしょうか?

関連:なぜ日本で働くの?外国人人材が日本を選ぶ理由

日本で学ぶ外国人留学生こそ有望株

日本で働くためには、そのための在留資格が必要です。
いわゆる、就業ビザです。

現在、日本で就業ビザを持って働いている外国人技術者は、約27万人います。
彼らは自分の専門分野に限られますが転職することもできますので、業種が合えばそういった外国人人材を採用するのも一つの方法です。

また、現在留学ビザを取得して日本の大学や専門学校で学んでいる外国人人材は、2018年現在約32万人です。
法務省が発表している在留資格別在留外国人の推移をみると、2014年末の段階で21万人ですから、その急増ぶりは驚くほど。
国によっては、優秀な学生に奨学金を給付している場合もありますので、留学生の採用はレベルの高い人材を獲得するチャンスといえるかもしれません。

まじめで意欲的!アジア圏からの留学生

外国人留学生の90%以上がアジア圏から訪れています。
まじめで意欲的な人材が多く、母国語に加えて英語が話せる人が多いのも特徴です。
海外進出先としてアジア諸国は大きな可能性を持つマーケットですから、こうした人材を採用して戦力となってもらいましょう。

外国人人材を採用する4つのポイント

外国人人材の採用について、見るべきポイントややるべきことがありますので、確認しておきましょう。

1.日本語能力、N3~N2レベルが必須

日本で働くには、ある程度の日本語レベルが必要です。
ましてや、将来的に日本とのかけ橋役になるのであれば、日本のビジネスや国民性などを理解する必要があります。
そのためには、やはり言葉が話せることは見逃せないポイントです。
日常会話に加え、さらに広範囲の日本語を理解できるN3~N2レベルの日本語能力は必須です。

技術者は、日本語能力が重視されることはあまりありませんが、企業で重要なポストに就きたいと思えば、やはりある程度の会話のスキルは必須です。

関連:日本語能力試験(Nレベル)について

2.優秀なら不採用人材との縁もつないでおく

人材の採用にはタイミングもあります。
優秀な人材でもそのときに必要な項目を満たしているとは限りません。
そういった場合は、不採用の判定を下しても、コミュニケーションを継続し、お互いのタイミングが合ったときにオファーにつなげます。
欧米では主流となっている「タレントプール」という採用手法で、不採用人材、イベント参加者、紹介者などをシステム上で一本化し、優秀な人材の確保につなげるシステムになります。

3.出会いを求めてマッチングサイトを活用

外国人人材の採用にもマッチングサイトが活用されています。
AIやビッグデータを活用したり、これまでにないアプローチのサービスがあったり、特色あるサイトが登場しています。

外国人人材との接点を増やすことができるので、優秀な人材との出会える可能性が広がります。

4.外国人人材専用求人サイトで人材募集

外国人人材の需要が高まるにつれて、専用求人サイトもどんどん増えています。
多くの国の人材を一手に扱っていたり、国に特化した人材を扱っていたり、そのサービスはさまざまです。
とはいえ、正社員・派遣など、希望の採用条件で掲載が可能なので、会社のニーズに沿った人材を獲得できます。

積極的な情報発信で外国人人材にアピールを

マッチングサイトや外国人人材専用の求人サイトなど、目的に応じたメディアが利用できるのは便利です。
しかし、自社のウェブサイトからの情報発信も大切です。
特に、外国人人材が企業を確認する際に利用するのがウェブサイトです。
調べに来た外国人人材が安心できる情報量が、きちんと英語で用意されていることが大切です。

外国人人材が選びやすい情報を発信しておくことで、お互いの要望を満たす人材との出会いに繋がります。

-企業向けコラム

ご相談・お問い合わせ窓口

外国人の採用に関するご相談・お問い合わせは下記よりお願いいたします。

当サイトからのお問い合わせ

お問い合わせフォームへ

※通常1~2営業日以内にメールもしくは電話にてご連絡いたします。

電話でのお問い合わせ

044-873-8685

※営業時間:9:00~18:00

世界を人でつなぐ

私たちは、人材ソリューションのプロフェッショナルです。

少子高齢化による人口減少が加速する日本では、労働力人口が減少し、優秀な人材の採用が難しくなっています。
そこで注目されているのがベトナム人をはじめとするグローバル人材。
高度な専門教育を受けた人材は、決して日本人に引けを取りません。

実際に当社では、2017年より外国人人材の採用を開始。
2020年8月現在は「技術」ビザで設計業務やITエンジニア、「人文・知識」ビザで通訳事務の社員が活躍しています。
彼らの仕事ぶりと日本社会の現状を合わせ見ることで私たちは、「外国人労働者の可能性」を見出し、
令和元年、外国人人材と企業の架け橋となるプロジェクト『エンジョブ』を始動しました。

株式会社エンジ(ENZI Co.,Ltd.)

Copyright© ENJOB , 2020 All Rights Reserved.