企業向けコラム

【企業向け】タイ人を採用する際に知っておきたい基本の情報

更新日:

タイ人の採用で気を付けたいこと

高齢化社会が進行し、労働力人口がどんどん減っている日本。
今、日本に増えている外国人人材を採用することで、人手不足を解消しようとする企業も増えています。
とはいえ日本を好きだからといって、すべての外国人人材が長く日本に住んで働きたいと思っているかはわかりません。
タイの人は、どうでしょうか?

タイ人を採用する前に知っておきたい基本情報

タイ人の採用を前向きに検討している企業も少なくないようです。
採用に向けて、タイ人の国の事情など、基本情報をチェックしておきましょう。

タイのお国事情をチェック

タイといえば、「微笑みの国」というキャッチフレーズが有名です。
イメージは、古代遺跡や豪華な王宮、仏像が並ぶ寺院など、歴史ある建築物がエキゾチックな空気を醸し出す神秘的な国。
ところが最近は、首都バンコクでは近代化がものすごいスピードで進み、高層ビルをはじめ、巨大なショッピングモールやワールドクラスのラグジュエリーホテルなどもあります。

とはいえ、近代化の速度は、国中が同じというわけではありません。
つまり格差もひろがっているのです。

タイはアジアのどこにある?

タイ国が位置するのは、東南アジアのインドシナ半島。
中央に位置し、ミャンマー、ラオス、カンボジア、マレーシアと国境を接し、タイランド湾とアンダマン海に面してビーチリゾートも擁しています。

気候は熱帯性気候で、年間の平均気温は約29℃ほど。
首都バンコクでは一番暑い4月の平均気温が35℃、一番涼しい12月の平均気温が17℃と年間を通して高い気温のなかで過ごすことになります。
季節は、11月~2月が乾期、3月~5月の暑期、6月~10月のグリーン・シーズン(雨期)となります。
雨期といっても、1日中雨が降り続くのではなく、スコールといって一時的な土砂降りが1日に1回程度ある季節のこと。
スコールは、熱帯ならではの水の循環から生まれる現象です。

タイは王様が尊敬を集める国

タイの日本における正式名称は、タイ王国です。
国王がいるので当然ですが、王様は政治にかかわることはありません。
とはいえ、国民にとってはとても大切な存在です。
国王は憲法によって宗教の保護者とされていて、国民から深い尊敬の念を持って接されています。

タイ王国の広さは、51万4000平方キロメートルで日本の約1.4倍の広さです。
人口は、6780万人。
国民の約94%が仏教徒で、イスラム教徒が5%、ほかにもキリスト教やヒンドゥー教を信仰する人たちがいます。

主要産業は農業や製造業で、実質GDP成長率は4.1%となっています。

今に影響する歴史とは

タイ王国は、東南アジアで唯一植民地支配を受けずに済んだ国です。

王朝の歴史は、13世紀頃に誕生した「スコータイ王朝」から始まり、5つの王朝が現在に至る歴史を築いてきました。
現在の国王は、18世紀に内乱を治めた「ラッタナコーシン王朝」の子孫。
ラッタナコーシン王朝は、チャークリー王朝またはバンコク王朝と呼ばれることもあります。
1932年には、王は象徴的な存在と憲法で定められ、立憲君主制へと移行しています。

微笑みの国の文化を知ろう

王室を尊敬し、仏教を信仰するタイ人は、習慣やマナーを大切にした、穏やかな人が多いようです。

仏教は日本でもなじみがあるものですが、日本で主流の大乗仏教とは異なり、上座部仏教と呼ばれるものです。
輪廻転生を信じ、徳を積むことで良い来世を迎えることができると信じられています。

男性は、一生に一度は出家して修行を積むことになっています。
修行期間は3年間が多いようですが、最近は1年、あるいは半年といった人も増えてきているそうです。
企業で働いていても、出家するといえば止められることもなく、むしろ一定期間は有給扱いとなることもあるそうです。

一方女性は、出家が許されていないため、僧侶が必要とする袈裟や食べ物を納めたり、寺院の修復などに必要な寄進を行います。
また、僧侶以外の男性も寄進を行うことで徳を積みます。

僧侶は、黄色い衣をまとって早朝に裸足で托鉢を行います。
こうした僧侶に寄進することも徳を積むことになるので、タイではよく見られる光景です。

宗教に直接かかわる行為以外にも、持つ人が持たぬ人へ施しを行ったり、間違いを起こした人に対して憎しみを持たないといった日々の行いや心構えも徳を積む行為に含まれています。

タイの人々が微笑みを絶やすことなく、穏やかに暮らしている理由は、仏教への信仰があるのです。

首都バンコクに限って言えば

首都バンコクには、アジアのハブ空港、スワンナプーム国際空港とドンムアン空港があり、タイを訪れる人も、経由地として滞在する人もいて、アジアの玄関口としての役割も担っています。

街には、高層ビルが建ち並び、「ZEN」や「伊勢丹」などのデパートも入った巨大ショッピングモール「セントラルワールドプラザ」などもあり、急成長を遂げています。

近代化という面では、ここ10年ほどで急速に進んでいることもあり、東京よりも遥かに進んでいるといえるでしょう。

とはいえ、この急速な近代化がバンコク周辺部と地方都市との経済格差の原因となっています。
その差は、年々拡大傾向にあり、2018年にはバンコクの人口は1000万人を超え、東南アジアの主要5都市のなかでも早々にメガシティに数えられるようになっています。

タイの学校事情

経済格差があるタイは、学歴によって就職先が決まるといっても過言ではありません。
つまり、学歴社会です。
識字率は、2005年のデータで98.1%と日本やシンガポールと並んで高い水準です。
そのため、就学意欲は総じて高い人が多いです。

上がる大学への進学率

タイの教育制度は、6・3・3・4制となっています。
義務教育は、15歳までの9年間。
初等学校が6~11歳まで、前期中等学校が12~15歳まで、高校に相当する後期中学校からは任意となります。

義務教育以降は、高校に相当する後期中等学校で在学率78.45%、大学は48.17%ととなります。
どちらも在学率は上昇しています。

タイの大学は、総じてレベルは低くはありません。
確かに、世界ランキングの上位に名を連ねるほどのレベルではありませんが、それでも50位以内、100位以内にはいくつかの大学が入っていて、良い教育が受けられます。

とはいえ、貧しい地方では就学率は下がってしまいます。
格差社会の弊害は、教育面でも明らかです。

タイの仕事事情

タイは、男性が出家することもあってか、女性の社会進出は先進国以上です。
女性は、妊娠や出産で会社を退職することはありませんし、現在では企業も女性を差別することはありません。
また、一人の収入で家族を支えるのは難しいため、夫婦で共稼ぎし、両親に子供の面倒を見てもらうというパターンも多いようです。

仕事は、学歴によって差があり、有名大学を卒業することで大手企業への就職が拓けます。

タイ人が日本で働く理由は何?

タイは、現在失業率1%前後、完全雇用に近い状態です。
仕事を変えやすい環境にあり、タイ人の気質的な部分も加わって、転々と職を変えるジョブホッピングが習慣化しています。

しかも、タイには世界各国から企業が進出しているため、優秀な人材は引く手あまたです。
日本の企業も多く、日本語ができる人材はさらに競争率が高くなります。

とはいえ、タイ人は、日本の文化が好きな親日家が多いため、日本語の勉強も盛んなようです。
2015年のデータになりますが、日本語学習者は17万3817人ほど。

国際交流基金:2015年度日本語教育機関調査結果

満足できる条件を整えることで日本や日系企業で働く人の増加は期待できそうです。

タイ人を採用するメリットとデメリット

タイでは、新卒を採用して長い時間をかけて育てるという企業文化がありません。
企業が採用するのは即戦力としての中途採用の人材です。
新卒者は、転職を繰り返すなかでキャリアを磨いていくというのが実情です。

また、タイは完全雇用の状態のため、転職がしやすいという現実があります。
そうなれば同じ条件の仕事なら、給与が高い方を選ぶことが当然。
優秀な人材を採用したければ、働き甲斐のある条件や働きやすい環境を用意する必要があります。

タイ人の採用まとめ

タイは、東南アジアで唯一、植民地支配を受けなかった国です。
仏教を信仰する敬虔な仏教徒が多く、男性は生涯に一度は出家をします。
そのせいか、女性が働く環境が整い、先進国よりも社会への女性参加は盛んです。

経済成長率も高く、完全雇用状態のため、より良い条件を求めて転職をする人も少なくありません。

-企業向けコラム

ご相談・お問い合わせ窓口

外国人の採用に関するご相談・お問い合わせは下記よりお願いいたします。

当サイトからのお問い合わせ

お問い合わせフォームへ

※通常1~2営業日以内にメールもしくは電話にてご連絡いたします。

電話でのお問い合わせ

044-873-8685

※営業時間:9:00~18:00

世界を人でつなぐ

私たちは、人材ソリューションのプロフェッショナルです。

少子高齢化による人口減少が加速する日本では、労働力人口が減少し、優秀な人材の採用が難しくなっています。
そこで注目されているのがベトナム人をはじめとするグローバル人材。
高度な専門教育を受けた人材は、決して日本人に引けを取りません。

実際に当社では、2017年より外国人人材の採用を開始。
2020年8月現在は「技術」ビザで設計業務やITエンジニア、「人文・知識」ビザで通訳事務の社員が活躍しています。
彼らの仕事ぶりと日本社会の現状を合わせ見ることで私たちは、「外国人労働者の可能性」を見出し、
令和元年、外国人人材と企業の架け橋となるプロジェクト『エンジョブ』を始動しました。

株式会社エンジ(ENZI Co.,Ltd.)

Copyright© ENJOB , 2020 All Rights Reserved.