企業向けコラム

【企業向け】台湾人を採用するときに知っておきたい基本情報

更新日:

台湾人の採用での注意点

人口減少に歯止めがかからない日本。
今後は、外国人を採用することが企業の存続に不可欠になりそうな気配です。
日本に多く住む台湾の人も採用候補の一角。
これからは、一緒に働いたり、取引先で出会ったりする機会もあるはずです。
そこで、台湾人と一緒に働くとき、採用するときに気をつけたい基本の情報をご紹介します。

心理的な距離が近い台湾の人たち

日本から飛行機でわずか3時間で到着できる台湾は、とても身近なアジアの国。
物理的な距離も近いものですが、お互いを支え合うという点でも身近な存在です。
東日本大震災のときに200億円以上の義援金で支援してくれたり、台湾に地震が起きたときにはそのお返しにと多額の義援金を送ったり。
そんな関係性があるせいか、台湾の人も多く日本に住んでいます。

台湾人と働く際に知っておきたい基本の情報

台湾は大きな国ではありませんが、先進的なことで話題に上ることが多い国です。
同性婚をアジアで一番早く認めていますし、ジェンダー平等は世界で9位、これはアジアでは1位です。
女性の政界進出も伸び続けていて、2018年に国会議員に住める割合は38.7%です。

どうやら台湾は、女性が強い国のようです。

距離的にも身近な国、台湾

台湾は、東京から飛行機で3時間、沖縄県のすぐ近くにある島国です。
九州とほぼ同じ面積内に、2357万人が住んでいます。

台湾本島は、南北に山脈が走り、丘陵地、盆地、台地などが全島面積の2/3を占めた山岳中心の地形となっています。
大きな都市は、平地が比較的多い西側に点在し、都市を結ぶ鉄道は、台湾本島の輪郭をなぞるようにぐるっと一周走っています。

台湾というと首都・台北を思い浮かべる人が多いですが、ほかの都市もそれぞれ魅力があり、観光地としても見どころが多く、人気となっています。

亜熱帯の台湾、性格も南国気質で楽観的

台湾があるのは沖縄のさらに南です。
気候的には亜熱帯に属しますが、北回帰線から南は熱帯でさらに暑くなります。
南北に長いので、日本のように地域によって気温や天候に差があります。
とはいえどこも四季があって、特に北部の都市では冬にはコートやセーターが必要になります。

気質的には、南国特有の明るさとポジティブさが際立ちます。
また、フレンドリーでおおらか。
ストレートな表現で自分の思いを主張します。
優しく親切な国民性なので、ストレートな表現にとまどうことなく付き合うことで関係性を深められるはずです。

外交は難しくても民間レベルで大切なパートナー

台湾の正式名称は「中華民国」。
首都は台北です。

実は、日本と台湾の国レベルの関係は、少し複雑です。
1972年に日本が中国(中華人民共和国)との国交正常化を承認したことで台湾とは国同士の外交関係が断絶しているからです。
とはいえ、実務的なパートナーシップはちゃんと成立しています。
日本は「日本台湾交流協会」を、台湾は「台湾日本関係協会」を、それぞれ設立し、貿易や文化などの分野で「重要なパートナー」であり「大切な友人」として関係を深めています。
だからこそ、震災などのときに支え合える関係となっているのです。

台湾人に親日家が多い? その理由とは

台湾は意外や多民族国家です。
実際に住んでいる人の98%は漢民族ですが、残りの約2%が原住民と呼ばれる人たちで、現在は16部族ほどが認定されています。

長く台湾本島で歴史を育んできたのは、もともと住んでいた原住民です。
しかし、16世紀にオランダの支配を受けた後、鄭成功、清、日本、中華民国と統治者が変わっていく時期を過ごすなかで、漢民族が台頭します。
19世紀終盤から20世紀中ごろにかけて日本が支配しましたが、そのなかで台湾のインフラ整備に取り組んだり、就学率を挙げたりした成果があるため、一部、日本を評価する台湾人もいます。
そうした人たちが親日家となっているようです。

公用語は中国語で「台湾華語」とも呼ばれます。
実際、中国でも通じますが、一部表現が違います。
台湾語を話す人もいますが、学校で習うのは台湾華語のため、若い世代ほど話せなくなっているようです。

学歴社会の台湾、その学校事情は?

台湾の学校制度は、日本と同じ6・3・3・4制です。
日本と違うのは、18歳(中等教育終了)までが義務教育であること。
2014年から変更になりました。
また、日本の高校に当たる年代以降は、選択肢がいろいろあります。
授業料も国民中学校までは無料、高級職業中学校は2016年より無料、普通高級中学校については、世帯当たりの年収が一定未満の場合、無料となっています。

台湾の学校制度

  • 国民小学校:6歳~11歳
  • 国民中学校:12歳~15歳
  • 高級中学校:16歳~18歳
  • 高級職業中学校:16歳~18歳
  • 5年制専科学校:16歳~20歳
  • 大学:18歳~22歳
  • 技術学院:18歳~22歳

学歴社会のため進学率が高く、国民中学校から高級中学校及び高級職業中学校等への進学率は99.75%、高級中学校及び高級職業中学校から大学への進学率はそれぞれ95.80%と79.33%となっています。

学歴社会だから受験戦争も過酷

なぜ台湾が学歴社会となっているかというと、日本と同様に天然の資源が少ない国だからです。
そのため、技術や知識などをしっかり身に着けた人材育成に力を注いでいるのです。

台湾では、高校と大学受験の際に統一テストがあり、その結果によって進学する学校を選ぶシステムになっています。
高級職業中学校を卒業した場合でも大学を受験できますが、現在は大学を受験するなら高級中学校へ進学するのが一般的です。
まずは良い高校に入ることが良い大学へ進む第一歩となるため、高校受験から勉強に力を入れるようになります。

人気の大学はやはり国立大学。
欧米の大学に留学する人も多く、日本のカルチャーが好きな若者は日本の大学を選ぶ人もいます。

受験戦争を勝ち抜いた優秀な人材は、世界各国で活躍しています。

日本にも多くの台湾人が在留中

日本にも多くの台湾人が在留しています。
その数は、2019年6月のデータで6万1960人ほど。
働ける在留資格(ビザ)を持っている人も多く、特に多いのが「技術・人文知識・国際業務」の就業ビザを持っている人で、1万3085人になります。

次いで多いのが1万116人ほどいる留学生です。
日本に来る台湾人留学生は、日本のポップカルチャーが好きな人が多いようです。

仕事についての価値観と受験戦争の影響

台湾は、受験戦争は過酷ですが、会社に入ってからの影響力はそれほどではありません。
もちろん、医者や弁護士など職種によっては学歴が重視されるものもありますし、企業によっては優秀な大学出身者の給与は高く設定するところもあります。
しかし、多くの仕事では、さほど重要視はされていません。

仕事は真面目でスピードも速い!

仕事についての姿勢などは、どうなっているのでしょうか?

台湾の人は基本的にまじめです。
作業手順が細かく決められていると、それを守ってていねいに行おうとします。
技術力が重視される国なので、当然かもしれません。

また、処理スピードも速いです。
何に対しても即断即決タイプなので、仕事も迷うことはあまりありません。

新しい仕事は学ぶ時間が必要

細かく指示が決まっている仕事については、問題がありませんが、新しい仕事や応用を利かせるような仕事の場合は、融通が利かない面があります。
正しく伝えたり、理解するまでに時間をとる必要があります。

仕事への責任感はあっても転職に抵抗なし

台湾人は、仕事への責任感はあり、タスクはきちんと終わらせます。
一方で、自分の身は自分で守らなければという気持ちが強いので、会社に忠誠心を持つことはありません。
また、台湾の企業自体に終身雇用が根付いてないので、転職に抵抗はありません。
良い条件の仕事があれば、ためらいなく転職します。
優秀な人材に長く働いてもらいたいと考えるのであれば、それなりの待遇を用意するなどの対応が必要です。

日本人との親和性は高いのでおすすめ

気質的には日本人と通じる部分があり、親和性は高いといえます。
とはいえ、中華圏の国らしく面子を重んじる傾向があるため、理解した対応が必要です。
例えば、他の人の前で間違いを指摘するといったことはしないようにします。
また、面接の際には経験や知識を多少大げさに言うこともあるので、資格や経歴を証明する書類の提出を求めるなど、しっかり裏付けを取るようにします。
心配なときは、一度の面接で決めないようにしたり、時間をかけて質問を重ねて見極めることが大切です。

台湾人を採用するメリットとデメリットは?

台湾人は、教育レベルも高く、特に海外へ留学したり、海外で働こうと考えたりする人は自立心もあって人生をアクティブに楽しむタイプです。
仕事については責任感もあり、まじめに取り組んでくれるので、安心してまかせられます。
仕事に対する姿勢は、日本人と共通する面が多いのです。

違うのは、仕事に対する価値観ですが、そこは話し合いをきちんと行い、待遇を満足できるものとすることで歩み寄れるはずです。

台湾人を採用する際に知っておきたい情報まとめ

台湾は、沖縄の先にある島国。
南国の住人らしく陽気でポジティブな国民性が特徴です。

教育レベルは高く、多くの人が大学進学を目指すほど。
優秀な人は欧米などに留学します。
留学先としては、日本のカルチャー好きな人には日本も人気。
現在、1万人以上の人が日本で勉強に励んでいます。

仕事については、責任感があり、ていねいに取り組むのでまかせて安心です。
とはいえ、新しい仕事についてはしっかりした説明や学ぶ時間を設ける必要があります。

日本ですでに働いている人や、留学で長く日本に在留している人は、日本人の気質や文化的な特徴をよく理解しているので、一緒に働いてもお互いにストレスを感じることは少ないはずです。
ですから、転職組として採用したり、留学生を新卒で採用するのもおすすめです。
気質的には日本人と似たところがあり、親和性が高いので戦力として期待できます。

-企業向けコラム

ご相談・お問い合わせ窓口

外国人の採用に関するご相談・お問い合わせは下記よりお願いいたします。

当サイトからのお問い合わせ

お問い合わせフォームへ

※通常1~2営業日以内にメールもしくは電話にてご連絡いたします。

電話でのお問い合わせ

044-873-8685

※営業時間:9:00~18:00

世界を人でつなぐ

私たちは、人材ソリューションのプロフェッショナルです。

少子高齢化による人口減少が加速する日本では、労働力人口が減少し、優秀な人材の採用が難しくなっています。
そこで注目されているのがベトナム人をはじめとするグローバル人材。
高度な専門教育を受けた人材は、決して日本人に引けを取りません。

実際に当社では、2017年より外国人人材の採用を開始。
2020年8月現在は「技術」ビザで設計業務やITエンジニア、「人文・知識」ビザで通訳事務の社員が活躍しています。
彼らの仕事ぶりと日本社会の現状を合わせ見ることで私たちは、「外国人労働者の可能性」を見出し、
令和元年、外国人人材と企業の架け橋となるプロジェクト『エンジョブ』を始動しました。

株式会社エンジ(ENZI Co.,Ltd.)

Copyright© ENJOB , 2020 All Rights Reserved.